結婚相談所は恥ずかしい?結婚した人の15.3%が婚活サービス経由という事実から考える

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「結婚相談所」と検索するとき、少しだけ周りの目を気にしませんでしたか。気になっているのに、友人にも親にも言えない。誰にも打ち明けられないまま、夜に一人で調べている——編集部には、そうした声が多く届きます。この記事では、その「恥ずかしい」という気持ちを否定せずに、いま婚活サービスがどれくらい当たり前の選択肢になっているのかを一次データで確かめます。そのうえで、誰にも知られずに検討を進める具体的な手順までお渡しします。

「恥ずかしい」と感じるのは自然なこと。まずそこを否定しません

最初にはっきりお伝えしたいのは、結婚相談所を恥ずかしいと感じるのは、おかしなことでも弱さでもないということです。どうでもいいことなら、人は恥ずかしさを感じません。結婚を真剣に考えているからこそ、「人にどう見られるか」が気になる。恥ずかしさは、真剣さの裏返しです。

そして、相談所を調べることは「負け」ではありません。この後で見るとおり、いまは結婚した人のおよそ7人に1人が婚活サービスを通じて出会う時代です。この記事は「恥ずかしがるな」と説得するものではなく、感じたままの気持ちを持ったまま、事実だけを一緒に確認していくためのものです。

データで見る現在地: 結婚した人の15.3%が婚活サービス経由・過去最高

リクルートブライダル総研の「婚活実態調査2024」によると、2023年に結婚した人のうち15.3%が、婚活サービス(婚活サイト・アプリ、結婚相談所、婚活パーティーなど)を通じて結婚しています。これは調査開始以来の過去最高で、およそ7人に1人という水準です。ネット系婚活サービスを通じた結婚の割合も過去最高を更新しました。

同じ調査では、婚活サービスを利用した人に絞ると、その47.4%——約2人に1人——が婚活サービスを通じて結婚に至っています。「使っても結婚できないのでは」という不安に対して、利用者の半数近くが結果につながっているという数字です。

別の角度のデータもあります。明治安田の「いい夫婦の日」アンケート調査(2025年11月発表)では、1年以内に結婚した夫婦の出会いのきっかけの1位は「マッチングアプリ」で30.4%。3年連続のトップでした。こちらは「直近1年で結婚した人」が対象の調査で、先ほどの15.3%(2023年に結婚した人全体・婚活サービス全般)とは母集団が異なりますが、いずれの調査も同じ方向を指しています。出会いを自分で取りに行くことは、もう特別なことではありません。

結婚相談所単体の規模感も見ておきます。相談所ネットワーク大手IBJの「成婚白書 2024年度版」によると、2024年のIBJの成婚組数は過去最多の16,398組。同年の日本の婚姻件数48万5,063組(厚生労働省・概数)の約3.3%、およそ30組に1組に相当します。ひとつのネットワークだけで、この規模です。

オンライン婚活市場は5年で約2.2倍になると見込まれていた

市場の側から見ても、流れは同じです。タップル(サイバーエージェント子会社)とデジタルインファクトの共同調査(2021年発表)では、オンライン婚活市場は2021年に768億円(前年比23%増)に達し、2026年には1,657億円と、約2.2倍に拡大すると予測されていました。これは2021年時点の予測値であり実績ではありませんが、事業者がそれだけの利用者増を見込んで市場に投資してきた、ということでもあります。

利用する人が増え、市場が育つほど、「婚活サービスを使う人」は特別な誰かではなく、ただの多数派に近づいていきます。あなたの感じている恥ずかしさと、実際の世の中のずれは、データの上ではすでにかなり開いています。

「恥ずかしさ」の正体を分解する

それでも恥ずかしいものは恥ずかしい。その気持ちの中身を3つに分けてみると、それぞれに対して事実で答えられることが分かります。

1. 世間の目——「使っていると思われたくない」

実際には、結婚した人の7人に1人が婚活サービス経由です。周りで聞かないのは、利用者がいないからではなく、あなたと同じように「言っていない」だけ、と考えるほうがデータと整合します。見えていないことと、存在しないことは違います。

2. 自己評価——「自力で出会えない人だと認めるようで嫌だ」

職場や友人の紹介といった従来の出会いは、所属している環境の偶然に左右されます。環境の偶然に任せず、仕組みを使って母数と真剣度を確保するのは、能力の問題ではなく手段の選択です。利用者の約2人に1人が結婚に至っているという数字は、それが合理的な手段であることを示しています。

3. 親世代の価値観——「親に知られたら何を言われるか」

親世代が結婚した時代と、いまとでは出会いの構造そのものが変わっています。直近1年で結婚した夫婦の出会いの1位がマッチングアプリ(30.4%)という現在の姿は、親世代の常識の外側にあります。親の価値観が間違っているのではなく、前提となる時代が違う——そう整理すれば、説得も報告も、少なくとも今日する必要はないことが見えてきます。

誰にも知られずに検討する方法

恥ずかしさを消してから動く必要はありません。誰にも知られない形のまま、検討だけを先に進める順番があります。

  1. 匿名で情報収集する——いまあなたがしていることです。仕組みと相場観を記事や公式サイトで把握します。ここまでは誰にも一切知られません。
  2. 資料をまとめて取り寄せる——複数の相談所の資料を一括で請求し、自宅で並べて比べます。オンラインで完結し、店舗に行く必要も、誰かと対面する必要もありません。
  3. 無料相談で確かめる——資料で候補が絞れてから、初めて人と話します。ここでも入会を決める必要はなく、疑問を解消する場として使えます。

今日できるのは2番目までで十分です。資料請求は自宅で完結するので、「検討していること」自体を誰にも知られずに、判断材料だけを手元に揃えられます。

資料を見て「話を聞いてみてもいいかもしれない」と思えたら、そのときに無料相談を予約すれば足ります。

なお、恥ずかしさの次に多くの方が立ち止まるのが費用です。総額がいくらかかるのかは結婚相談所の費用相場の記事で見える化しています。そもそもアプリと相談所のどちらが自分に合うか迷っている方は、使い分けの整理から読むのが近道です。

言わなくていい。ただ「調べること」だけ今日始める

結婚相談所を恥ずかしいと感じてきたことも、そのせいで足が止まっていたことも、責められることではありません。7人に1人の時代になっても、婚活はまだ「言いにくいこと」であり続けています。言いにくい環境の中で一人で調べてきたこと自体が、すでに前進です。

誰かに打ち明けるのは、今日でなくていい。入会を決めるのも、今日でなくていい。今日決めるのは、「資料を取り寄せる日をいつにするか」だけで十分です。カレンダーに一日だけ、印をつけてください。

参考資料

  • リクルートブライダル総研「婚活実態調査2024」プレスリリース(2023年婚姻者の15.3%が婚活サービス経由・過去最高、利用者の47.4%が婚活サービスで結婚): https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/2024/0924_14733.html /詳細PDF: https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20240924_marriage_02.pdf
  • 明治安田「いい夫婦の日」アンケート調査(2025年11月19日発表・1年以内に結婚した夫婦の出会いのきっかけ1位はマッチングアプリ30.4%): https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2025/pdf/20251119_02.pdf
  • IBJ「成婚白書 2024年度版」(2024年成婚16,398組・日本の婚姻件数の約3.3%): https://www.ibjapan.jp/information/wp-content/uploads/2025/04/2024IBJseikon_hakusyo.pdf
  • 厚生労働省「令和6年(2024)人口動態統計月報年計(概数)の概況」(2024年婚姻件数48万5,063組): https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai24/dl/gaikyouR6.pdf
  • タップル×デジタルインファクト共同調査(2021年1月発表・オンライン婚活市場768億円→2026年1,657億円予測): https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=25710