40代の婚活は手遅れではない。年代別の婚姻データと、いま選べる現実的な進め方
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「40代 婚活 手遅れ」。この言葉を、夜にひとりで検索した経験があるかもしれません。誰かに聞くことも、誰かに言うこともできないまま、答えの出ない不安だけが残る。その状態がいちばんつらいことを、編集部は知っています。この記事では、年齢を煽る言葉を一切使わずに、公的統計と業界の一次データで40代の結婚の現在地を整理します。読み終わるころには、「自分がいま選べる現実的な進め方」が具体的に見えるはずです。
「もう遅い」という気持ちは、真剣さの裏返しです
まずお伝えしたいのは、焦りや不安を感じること自体は、何も間違っていないということです。人生を適当に考えている人は、「もう遅いのでは」とは悩みません。その気持ちは、結婚という選択を真剣に考えている証拠です。
一方で、婚活の情報には「40代になると急に厳しくなる」といった、年齢そのものをあなたの欠点であるかのように語るものが少なくありません。この記事はその立場を取りません。年齢は変えられない前提条件であって、責められるべき欠点ではないからです。変えられるのは「どの場で、どんな条件設計で活動するか」であり、この記事で扱うのはその部分だけです。
なお、婚活を検討していること自体を人に言えず、後ろめたさを感じている方は、結婚相談所は恥ずかしい?結婚した人の15.3%が婚活サービス経由という事実から考えるもあわせてお読みください。
データで見る40代の結婚
不安なときほど、まず事実を確認するのが有効です。確認できている統計を並べます。
- 2024年(令和6年)の婚姻件数は48万5,063組(概数)で、前年より1万322組増えました。結婚する人の数は、直近で増加に転じています(出典: 厚生労働省「令和6年人口動態統計月報年計(概数)の概況」)。
- 同統計での平均初婚年齢は夫31.1歳・妻29.8歳です。ただし平均はあくまで分布の真ん中の目安であり、その前後に幅広い年齢の婚姻が続きます。年齢階級別の婚姻件数は、同じく厚生労働省の人口動態統計(確定数)で毎年公表されています。
- 2023年に結婚した人のうち15.3%、およそ7人に1人が婚活サービスを通じて結婚しており、これは過去最高の割合です(出典: リクルートブライダル総研「婚活実態調査2024」)。
- 結婚相談所ネットワーク大手IBJの「成婚白書 2024年度版」によると、2024年のIBJ経由の成婚は過去最多の16,398組で、日本の婚姻件数の約3.3%(約30組に1組)に相当します。この白書は成婚者15,374名超の実データを分析したもので、そのなかには40代の成婚者も実在します。
ここから言えるのは、シンプルな一つのことです。「婚活サービスを通じた結婚は、もはや特別な少数派の選択ではない」。手遅れかどうかを議論する前に、この現在地を押さえておく価値があります。なお、IBJ成婚者の平均年齢は初婚で女性34歳・男性36歳ですが(同白書)、これはIBJ会員のデータであり、平均から離れていることが個人の可能性を決めるわけではありません。平均は「あなたが間に合うかどうか」を判定する数字ではないのです。
40代の婚活で消耗しやすいポイントと、避け方
40代の婚活で消耗する原因の多くは、年齢そのものではなく「場と条件設計のミスマッチ」です。よくあるパターンを、構造の話として整理します。
広すぎる場で、全方位に会おうとする
母数の大きな場では、結婚への本気度がばらばらの相手と出会うことになります。真剣に結婚を考えている人ほど、温度差のあるやり取りの繰り返しで疲弊しやすい構造です。避け方は、「出会いの数を最大化する」発想から「結婚を前提にした相手とだけ会う」発想への切り替えです。
条件の優先順位を決めずに始める
年齢・居住地・仕事・家族観など、条件をすべて満たす相手を探すと、対象が狭くなりすぎて活動が止まります。逆にすべてを妥協すると、会うたびに違和感が残ります。先に「譲れない条件を2〜3個」だけ決め、それ以外は会ってから判断する、という設計にすると消耗が減ります。これは妥協ではなく、判断の順番の整理です。
期限を決めずに続ける
いちばん消耗するのは、「いつまで続けるか」を決めないまま活動が長期化することです。参考値として、IBJ成婚者の在籍日数は中央値で約9ヶ月、成婚までの交際期間は約4ヶ月です(IBJ「成婚白書 2024年度版」。IBJ会員のデータです)。専門家の伴走がある環境では、活動は必ずしも何年もかかるものではない、という目安になります。
40代にアプリより相談所が選ばれやすい理由
婚活アプリが悪いわけではありません。ただ、40代で「結婚を前提にした出会いだけに時間を使いたい」場合、結婚相談所には構造上の利点が2つあります。
1つめは真剣度の担保です。結婚相談所は入会時に独身証明書などの書類提出を求める運用が一般的で、「結婚する意思のある独身者」であることが入口で確認されます(必要書類は各社で異なるため、公式サイトでご確認ください)。アプリで消耗しがちな「相手の本気度が分からない」時間が、仕組みとして削られます。
2つめは時間効率です。前述のとおり、IBJ成婚者の在籍中央値は約9ヶ月。お見合いの調整や交際の進め方に担当者が関与するため、進展しない関係を長く抱え込みにくい設計です。
とはいえ、費用が気になって足が止まる方が大半です。総額の相場と料金の仕組みは結婚相談所の費用はいくら?初期費用・月会費・成婚料の総額相場を大手で比較で整理しています。そして、自分の状況で実際にどう進むのかは、入会前の無料相談で聞くのがいちばん早い方法です。相談の段階では費用はかからず、その場で入会を決める必要もありません(無料の範囲は各社で異なるため、予約時にご確認ください)。
再婚・子持ちの場合の選択肢
再婚を考えている方、お子さんがいる方も、選択肢は用意されています。婚活アプリでは、マリッシュが再婚・シングルマザー・シングルファザーの応援を公式にうたっており、料金は月3,400円・女性無料です(優遇内容の詳細は公式サイトでご確認ください)。結婚相談所側も、再婚者向けのプランやサポートの有無は各社で異なるため、資料や無料相談の場で「再婚での活動実績」を直接確認するのが確実です。
再婚の婚活には、初婚とは違う気がかり(子どもの受け止め、相手側の理解、時間の制約)があります。だからこそ、条件が入口で開示され、担当者に事情を話したうえで相手を探せる環境の価値は、初婚のとき以上に大きくなります。
今日決めるのは入会ではなく、「情報を揃える日」だけでいい
ここまで読んで、それでも一歩が重いと感じているなら、それはあなたが慎重なだけで、怠けているわけでも逃げているわけでもありません。大きな決断を前に足が止まるのは、正常な反応です。
そこで、今日決めることを一つに絞りましょう。入会するかどうかは、今日決めなくていい。決めるのは「いつまでに情報を揃えるか」だけです。具体的には、次の2つが最小の一歩になります。
- 資料をまとめて取り寄せる: 自宅で完結し、誰かに会う必要はありません。各社の料金とサポートを並べるだけで、判断の材料が一気に揃います。
- 無料相談を1社だけ予約する: 「まず話を聞くだけ」で構いません。40代・再婚の活動実績を、その場で直接確認できます。
もう一つ、安心材料を添えます。結婚相談所の契約は特定商取引法の「特定継続的役務提供」にあたり、契約書面を受け取った日から8日間はクーリングオフができ、その後も理由を問わずいつでも中途解約できます。解約時に事業者が請求できる金額には法律上の上限も定められています(出典: 消費者庁 特定商取引法ガイド)。つまり、仮に入会した後でも、合わなければ引き返せる制度になっています。始めることは、退路を断つことではありません。
手遅れかどうかは、統計が決めるものではなく、他人が決められるものでもありません。決められるのはあなただけで、そのために必要なのはまず材料です。カレンダーを開いて、「情報を揃える日」に印をつける。今日やるのは、それだけで十分です。