窓・断熱リフォームの補助金はいくら戻る?【2026年版】先進的窓リノベ事業の対象と申請の流れ

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窓の結露や底冷えが気になり、断熱リフォームを検討し始めた方は多いと思います。ただ調べ始めると「先進的窓リノベ」「みらいエコ住宅」と似た名前の制度がいくつも出てきて、結局いくら戻るのか、自分の家が対象になるのかがはっきりしないまま検索を終えてしまうこともあるのではないでしょうか。この制度は先着順ではなく予算の執行率で締め切られる仕組みで、環境省の公式発表によると2026年8月12日0時時点ですでに執行率17%に達しています(出典:環境省公式サイト)。この記事では、対象になる工事・戻ってくる金額の目安・申請の仕組みを一次情報で整理します。

この記事の結論

先進的窓リノベ2026事業なら、内窓設置は数万円、外窓交換は最大30万円台の補助金が戻り、1戸あたりの上限は100万円です。

  • 補助額は工事の種類・性能グレード・窓のサイズ・住宅種別で変わります
  • 1申請あたりの合計補助額が5万円未満だと対象外になります
  • 今日やることは、依頼予定の業者が「窓リノベ事業者」に登録済みか確認することです

補助額の早見表だけでは自宅の見積り額までは分かりません。工事別の相場感や見積書の見方まで一冊で押さえておきたい方は、『住まいのリフォーム&リノベーションがまるごとわかる本』で全体像を先につかんでおくと業者との会話がスムーズになります。

結論——窓・断熱リフォームは国の補助金でいくら戻るか

窓や断熱の改修工事には、国の「先進的窓リノベ2026事業」を使うと工事内容によって数万円〜最大30万円台の補助金が戻ります(出典:環境省公式サイト)。正式名称は「断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業」で、環境省が所管し、国土交通省・経済産業省・環境省の3省連携キャンペーン「住宅省エネ2026キャンペーン」の一事業として実施されています(出典:環境省)。令和7年度補正予算で1,125億円の予算が組まれ、工事着手期間は2025年11月28日から2026年12月31日までです(出典:環境省公式サイト「対象要件の詳細」)。前身の「先進的窓リノベ2025事業」は2025年12月31日で交付申請の受付を終了しているため、これから申請する場合はすべて2026事業として扱われます(出典:環境省)。

対象になる工事は何か——内窓設置・ガラス交換・ドア交換の違い

補助対象になる工事は、内窓設置・ガラス交換・外窓交換(カバー工法/はつり工法)・ドア交換の4種類です(出典:環境省公式サイト)。

  • 内窓設置: 既存窓の室内側にもう一枚窓を追加して二重窓にする工事。既存窓の開口面から50cm以内・平行に設置することが条件です
  • ガラス交換: 既存のサッシ(窓枠)はそのまま使い、ガラス部分だけを高断熱ガラスに交換します
  • 外窓交換(カバー工法): 既存の窓枠を壊さず、その上に新しい窓枠をかぶせて設置します
  • 外窓交換(はつり工法): 既存の窓枠を撤去してから新しい窓を設置する工法で、カバー工法より躯体に手を入れます
  • ドア交換: 玄関ドア等を断熱性能の高いドアに交換する工事です。単独では対象外で、窓の改修と同一契約内で行う場合だけ補助対象になります(出典:補助金ポータル、環境省の要件と整合)

補助額の目安——工事内容・性能グレード別の早見表

性能グレードは熱貫流率(Uw値・Ud値、低いほど高断熱)で区分され、金額はグレードと窓のサイズで変わります(出典:環境省公式サイト)。戸建住宅の目安は次のとおりです。

工事内容 補助額の目安(戸建住宅)
内窓設置(Sグレード) 2.2万〜7.6万円
内窓設置(SSグレード) 3.6万〜14.0万円
外窓交換(カバー工法) 4.1万〜30.2万円
外窓交換(はつり工法) 2.9万〜30.2万円
ガラス交換 5千円〜8.6万円
ドア交換 同じ改修方法・性能区分・サイズ区分の窓と同額

集合住宅・非住宅(240㎡超)はやや高く、内窓設置はSグレードで2.4万〜8.3万円、SSグレードで4.0万〜15.2万円です(出典:環境省公式サイト)。1戸あたりの補助上限は100万円、1申請あたりの合計補助額は5万円以上であることが要件です(出典:環境省公式サイト「対象要件の詳細」)。ここに挙げたのは代表的な幅で、全グレード×全サイズの完全な数値は工事業者が現地確認のうえ試算するのが実務的です。外壁塗装のように工事範囲が広い場合の費用感は外壁塗装の費用相場で確認できます。

対象になる家・ならない家——要件チェック

補助対象者は住宅所有者本人・その家族のほか、賃貸住宅所有者(個人・法人)、賃借人(所有者の承諾が前提)、集合住宅の管理組合・管理組合法人、買取再販事業者です。いずれも「窓リノベ事業者」として登録した施工業者と工事請負契約を結んでいることが前提になります(出典:環境省公式サイト)。

対象住宅は既存住宅に限られ、建築から1年が経過した住宅、または過去に人が居住した住宅です。不動産登記上「住宅」用途に分類され、現に住宅以外の用途で使用していないことも条件です(出典:環境省公式サイト)。次のケースは対象外になります。

  • 外気に面していない窓・ドアの交換
  • 新規に開口部を設ける工事、開口部の拡張や位置の変更
  • 中古品・展示品の使用
  • 改修前より省エネ性能が下がる窓・ドアを設置する工事

着工前の交付申請は必須ではなく、工事完了後にまとめて申請できる仕組みです。ただし工事着手そのものは2025年11月28日以降・工事請負契約締結後であることが必須で、着工前の状態が分かる写真の提出も申請時に必要です(出典:環境省公式サイト)。

自治体独自の上乗せ補助はあるか——併用可否の確認方法

都道府県・市区町村が窓・断熱リフォーム向けの独自補助を設けている例があり、代表例として東京都の「既存住宅における省エネ改修促進事業(高断熱窓・ドア)」があります(出典:フルリノ、窓リフォーム研究所)。国と自治体の補助金は原則併用可能ですが、自治体補助金の財源に国費(交付金等)が含まれる場合は例外的に併用できないケースがあります。判断基準は「同一の工事費に対して二重に補助を受けていないか」です(出典:フルリノ)。

全国一律の窓口はないため、居住する自治体の住宅課・環境政策課のサイトを確認するか、「地域名+窓・断熱リフォーム+補助金」で検索するのが実務的な探し方です。窓リノベ事業者登録済みの業者に、自治体補助の有無をあわせて確認してもらう方法もあります(出典:窓リフォーム研究所)。なお外壁塗装や屋根塗装の補助金は窓とは事情が異なり、多くの自治体で対象外にされやすいという整理を外壁・屋根塗装の補助金の記事にまとめています。

申請の流れ——販売店経由の代理申請が基本

この制度は消費者(施主)が自分で交付申請をすることができません。事前に「窓リノベ事業者」として登録した施工業者が、施主に代わって交付申請の手続きと補助金の受け取りを行い、工事費の値引き等の形で施主に還元する仕組みです(出典:環境省公式サイト)。標準的な流れは次のとおりです。

  1. 施工業者が窓リノベ事業者として事業者登録する
  2. 施主と工事請負契約・共同事業実施規約を締結する
  3. 工事に着手する(2025年11月28日以降)
  4. 工事完了・引き渡し
  5. 事業者が交付申請を行う(工事完了後にまとめて提出可)
  6. 事務局が交付決定を行う
  7. 施工業者から施主へ補助金相当額を還元する

必要書類の例は、工事前後のカラー写真、工事請負契約書、共同事業実施規約、性能証明書などです(出典:環境省公式サイト)。施主側の実務は、依頼先が窓リノベ事業者として登録済みかを契約前に確認することと、着工前後の写真撮影に協力することです。水回り(浴槽・トイレ・給湯器)の補助金は窓とは別の「みらいエコ住宅2026事業」という制度で、対象範囲や戻る金額は水回りリフォームの補助金の記事で整理しています。

まとめ——申請枠には期限と予算上限がある

交付申請予約の期限は2026年11月16日、交付申請そのものの期限は2026年12月31日ですが、いずれも予算1,125億円に達し次第、前倒しで受付を終了します(出典:環境省公式サイト)。2026年8月12日0時時点の執行率はすでに17%に達しており、この数字は日々更新されます(出典:環境省公式グラフページ)。「先着順」というより「予算執行率」ベースの締切のため、検討しているなら早めに窓リノベ事業者登録済みの業者へ相談しておくと、予算切れで機会を逃すリスクを減らせます。

よくある質問

窓リフォームの補助金はいつまで申請できますか?

交付申請予約は2026年11月16日まで、交付申請そのものは2026年12月31日までです。ただし予算1,125億円に達し次第、前倒しで受付が終了します。2026年8月12日0時時点の執行率はすでに17%です(出典:環境省公式サイト)。

賃貸や集合住宅でも申請できますか?

できます。賃貸住宅の所有者(個人・法人)や集合住宅の管理組合・管理組合法人も補助対象者に含まれます。ただし入居者本人が単独で直接申請することはできず、所有者側が申請主体になる必要があります(出典:環境省公式サイト)。

補助金の対象工事はどこに頼めば選んでもらえますか?

補助金の交付申請は、事前に「窓リノベ事業者」として登録した施工業者が施主に代わって行う仕組みです。施主本人は直接申請できないため、契約前に依頼先が登録事業者かどうかを確認してください(出典:環境省公式サイト)。

次の一手

「うちの家は古いから対象外かもしれない」と検索をやめてしまう方もいるかもしれません。ですが対象住宅の条件は「建築から1年経過、または過去に人が居住した既存住宅」という比較的幅の広いものです。判断がつかないまま自分だけで結論を出す必要はありません。

今日やれることは1つで足ります。窓の改修を相談する業者に「窓リノベ事業者として登録していますか」と聞いてみることです。登録済みの業者であれば、対象工事かどうか・いくら戻るかの試算まで含めて答えてもらえます。工事の全体像や見積書の見方を先に押さえておきたい方は、『住まいのリフォーム&リノベーションがまるごとわかる本』も参考になります。窓以外の外壁塗装・屋根・水回りまで含めたリフォーム全体の情報はTRENQのリフォーム情報ハブで確認できます。

参考資料

  • 環境省「先進的窓リノベ2026事業」 https://www.env.go.jp/earth/earth/ondanka/building_insulation/window_00004.html
  • 先進的窓リノベ2026事業 公式サイト https://window-renovation2026.env.go.jp/
  • 環境省「先進的窓リノベ2026事業の概要」PDF https://www.env.go.jp/content/000367224.pdf
  • 公式サイト「対象要件の詳細(住宅)」 https://window-renovation2026.env.go.jp/overview/
  • 公式サイト「申請手続きの詳細(住宅)」 https://window-renovation2026.env.go.jp/application/
  • 公式サイト「予算に対する補助金申請額の割合」 https://window-renovation2026.env.go.jp/graph/
  • 公式サイト 内窓設置ページ https://window-renovation2026.env.go.jp/construction/inner-window.html
  • 補助金ポータル「先進的窓リノベ事業」 https://hojyokin-portal.jp/columns/senshintki_mado_renovation
  • YKK AP「先進的窓リノベ2026事業」 https://www.ykkap.co.jp/consumer_business/satellite/law/subsidy2026/senshintekimado/
  • フルリノ「リフォーム補助金ガイド」 https://furureno.jp/magazine/renovation-subsidy-guide
  • 窓リフォーム研究所「2026年度補助金まとめ」 https://shinku-glass.jp/contents/knowledge/subsidy2026/

この記事は2026年8月13日時点で環境省公式サイトから確認できた情報にもとづいています。予算の執行率・申請期限は日々更新されるため、実際に申請する際は公式サイトの最新情報を確認してください。