外壁・屋根塗装で使える補助金はある?2026年度の国・自治体制度と申請の注意点
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外壁や屋根の塗装を検討すると、まず気になるのが「補助金は使えないのか」という点だと思います。検索すると多くのページが出てきますが、自治体の公式サイトを開くと「対象外です」とだけ書かれていることが少なくありません。確認を後回しにして契約・着工してしまうと、多くの制度で工事後に遡って申請することはできません。なお、浴槽や給湯器といった水回り設備の補助金は水回りリフォームに使える補助金の整理で扱っており、この記事は外壁・屋根塗装に絞って整理します。
外壁・屋根塗装単体は国の制度でも多くの自治体でも補助金の対象外にされやすいのが実情です。ただし条件次第で対象にする自治体もあります。
- 国のみらいエコ住宅2026事業は断熱材の設置が対象で、塗装だけでは対象工事とされないのが一般的です
- 横浜市・新潟市・富田林市・福井市など、外壁・屋根塗装の補助金は「ない」と公式に明言する自治体が複数あります
- 今日やることは、お住まいの自治体のサイトで「外壁塗装 補助金」の有無だけ確認することです
自治体の制度を確認できても、対象工事にできるかどうかは業者に現地を見てもらわないと判断できません。補助金対応の実績がある業者かどうかも含めて比較するなら、全国の優良塗装店から外壁塗装の一括見積もりが無料で出来る【外壁塗装セレクトナビ】で複数社に相談してみる方法があります。
結論——外壁・屋根塗装単体は補助金の対象外になりやすい
外壁塗装・屋根塗装だけを行う工事は、国の制度でも自治体の制度でも補助金の対象外にされやすいのが実情です。実際、複数の自治体が公式サイトのFAQで「外壁塗装・屋根の補助金はない」とはっきり明言しています(2026年8月3日確認)。
- 横浜市「外壁塗装(遮熱、断熱タイプ含む)及び屋根の補修・葺き替えに対する補助制度はございません」(出典: 横浜市)
- 新潟市「外壁や屋根の『塗装』に係る補助金はありません」(健幸すまいリフォーム助成事業、上限10万円)(出典: 新潟市)
- 富田林市「外壁塗装や屋根の修理だけで利用できる補助金はありません」(出典: 富田林市)
- 福井市「外壁塗装する場合の補助金はありません」(出典: 福井市)
- 和泉市「屋根改修や外壁塗装の補助制度はない」(耐震改修工事の一部として行う場合は対象になり得る例外あり)(出典: 和泉市)
これは全国一律のルールではなく、条件つきで対象にしている自治体もあります。「対象外にされやすい」という前提を持ったうえで、自分の自治体の制度を確認してください。
国の補助金制度——みらいエコ住宅2026事業で外壁・屋根が対象になる条件
2026年度の国の住宅省エネ支援は「住宅省エネ2026キャンペーン」としてまとめられ、リフォーム向けは「みらいエコ住宅2026事業」(子育てグリーン住宅支援事業の後継)と「給湯省エネ2026事業」の組み合わせです(出典: 住宅省エネ2026キャンペーン公式サイト、みらいエコ住宅2026事業公式サイト、給湯省エネ2026事業公式サイト)。
みらいエコ住宅2026事業の必須工事は、①開口部の断熱改修(ガラス交換・内窓設置・外窓交換・ドア交換)、②躯体の断熱改修(外壁・床/床下・天井/屋根への断熱材の設置・追加)、③エコ住宅設備(高効率給湯器・高効率エアコン等)の組み合わせです。1戸あたりの補助上限は最大100万円で、改修前後の省エネ性能により40万〜100万円の幅があります(出典: みらいエコ住宅2026事業公式サイト)。
紛らわしいのが②の「躯体の断熱改修」です。外壁・屋根への断熱材の設置・追加は対象工事に含まれますが、遮熱塗料や断熱塗料を塗る行為そのものは「断熱材の設置」とみなされないため、塗装単体では要件を満たさないとする説明が一般的です(出典: 断熱リフォームの匠、イチドキリ、リフォーム補助金ナビ)。公式要綱に明文の記載はなく、複数の専門メディアの解釈が一致している情報として扱ってください。
つまり、断熱材そのものを新設する工事と同時に塗装を行う場合は断熱材設置の部分が対象になり得ますが、塗装工事単独では補助対象になりません。給湯器やエコキュートは給湯省エネ2026事業の対象で、外壁・屋根塗装とは直接関係しません。申請は施主本人ではなく事業に登録した施工業者(登録事業者)を通じて行うため、見積もり段階で登録事業者かどうかを確認する必要があります(出典: 給湯省エネ2026事業公式サイト)。
自治体の補助金——探し方と、対象にする例・しない例
自治体独自の補助金は、国の制度より外壁・屋根塗装を対象にしている可能性がある探し先です。国土交通省は、住宅リフォーム推進協議会が運営する「住宅リフォーム支援制度検索サイト」を横断的な窓口として案内しています(出典: 国土交通省、住宅リフォーム推進協議会)。
実際に対象・条件を一次情報で確認できた例を挙げます。
- 品川区(対象になる例): 「住宅改善工事助成事業(エコ&バリアフリー住宅改修)」で遮熱性塗装が対象工事として明記されています。助成率は区民が工事費(税抜)の10%・上限20万円、マンション管理組合・賃貸オーナーは上限100万円。申し込みは必ず工事前で、完了後1カ月以内に申請書を提出します(出典: 品川区)。
- 宇都宮市(対象から外れた例): 「住宅改修事業費補助金」の「選択工事(外壁塗装等)」は令和7年度まで対象でしたが、令和8年度から補助対象外になりました。着工前の事前申込が必須で、既着工・完了済みの工事は対象外です(出典: 宇都宮市)。
補助金を使うときの注意点——着工前申請が絶対条件
国の制度・自治体の制度に共通する最も重要な注意点は「着工前の交付決定・事前申込が絶対条件」だということです。品川区は「申し込みは必ず工事前に」、宇都宮市は「工事契約日以前に事前申込が必要」、新潟市は「交付決定を受ける前に着手した工事は対象外」と、それぞれ公式ページで明記しています(出典: 品川区、宇都宮市、新潟市)。契約・着工してから思い立っても、遡って申請することはできません。
予算上限に達し次第、受付期間中でも早期終了するという性質は給湯省エネ2026事業ですでに確認されています(出典: 給湯省エネ2026事業公式サイト)。また、遮熱塗料・断熱塗料を条件にする自治体では塗料のグレード指定があることもあり、宇都宮市が令和8年度から対象外にしたように制度は年度ごとに変わります。「去年使えたから今年も」と思い込まず、契約前に自治体の最新の要綱を確認してください。
申請の流れ——見積もりから交付決定・着工まで
多くの制度に共通する順序として、次の流れが一般的です。
- 使える制度と対象工事を把握する(この記事の範囲)
- 登録事業者・自治体の要綱に対応した業者を含めて、複数社から見積もりを取る
- 交付決定(自治体の場合は事前申込→交付決定通知)を受けてから契約・着工する
- 工事完了後に実績報告を行い、補助金が交付される
見積もり依頼の時点で、自治体の補助金対応の実績や遮熱塗料の指定への対応可否を聞いておくと、後で条件を満たせず対象外になるのを避けられます。
今日やること——自治体の制度を確認しながら、複数社から見積もりを取る
今日中にできることは1つです。「(お住まいの自治体名)+外壁塗装 補助金」で検索し、公式サイトのFAQページを開いてみてください。前述の検索サイトでも市区町村別に確認できます。
補助金の有無を確認したら、次は業者選びです。1社だけでは比較できないため、複数の塗装店に同時に見積もりを依頼できる一括見積もりサービスを使うと条件をそろえて比較しやすくなります。仕組みや電話対応の実際は一括見積もりサイトの比較と注意点で確認できます。費用感を先につかんでおきたい方は外壁塗装の費用相場と屋根塗装の費用相場もあわせてご覧ください。予算の立て方や業者との付き合い方まで押さえたい方には『住まいのリフォーム&リノベーションがまるごとわかる本』も参考になります。
よくある質問
外壁塗装だけでも使える補助金はありますか?
国の制度(みらいエコ住宅2026事業)は断熱材の設置を対象工事としており、塗装そのものは対象とされないとする説明が一般的です。横浜市・新潟市・富田林市・福井市など「外壁塗装の補助金はない」と明言する自治体も複数あります。一方で品川区のように遮熱塗料を条件に対象にしている自治体もあるため、自分の自治体の制度を確認する価値があります。
補助金は工事が終わってからでも申請できますか?
できないケースが大半です。品川区は申し込みが必ず工事前、宇都宮市も工事契約日以前の事前申込が必須です。新潟市でも交付決定を受ける前に着手した工事は対象外とされています。契約・着工してから思い立っても、多くの制度で遡っての申請はできません。
どこで自分の自治体の補助金を調べればいいですか?
「自治体名+外壁塗装 補助金」で検索する方法に加えて、国土交通省が案内する住宅リフォーム推進協議会の「住宅リフォーム支援制度検索サイト」で市区町村別に確認する方法があります。制度は年度ごとに変わることがあるため(宇都宮市は令和8年度から対象外に)、毎年最新の要綱を確認してください。
次の一手
外壁塗装で補助金が使えないと分かって、拍子抜けした方もいるかもしれません。それは調べ方が甘かったからではなく、制度が自治体ごとにばらばらな構造だからです。
今日やることは1つで足ります。お住まいの自治体のサイトで「外壁塗装 補助金」と検索し、対象になるかどうかだけ確認してください。それだけで次に業者へ何を聞けばいいかが決まります。
工事を決めるのは今日でなくて大丈夫です。ただ補助金を使う可能性を残すなら「着工前に交付決定を受ける」という順番だけは動かせません。自治体の制度を確認しながら、全国の優良塗装店から外壁塗装の一括見積もりが無料で出来る【外壁塗装セレクトナビ】で複数社に相談し、対応できる工事内容を提示してもらうところから始めてみてください。![]()
参考資料
- 横浜市「外壁塗装・屋根の補助制度に関するFAQ」 https://www.city.yokohama.lg.jp/faq/kukyoku/kenchiku/jutaku-seisaku/20211014091924676.html
- 新潟市「健幸すまいリフォーム助成事業(令和8年度)」 https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/jyutaku/jukankyo/yushi_josei/kenkosumai_r8.html
- 富田林市「住宅リフォームに関する補助金について」 https://www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/32/75926.html
- 福井市「外壁塗装の補助金に関するFAQ」 https://www.city.fukui.lg.jp/faq/lifeevent/hikkosi/sumai/p026124.html
- 和泉市「屋根改修・外壁塗装の補助制度に関するFAQ」 https://www.city.osaka-izumi.lg.jp/kakukano/dezainbu/kentikukaihatu/faq/22085.html
- 住宅省エネ2026キャンペーン 公式サイト https://jutaku-shoene2026.mlit.go.jp/
- みらいエコ住宅2026事業 公式サイト https://mirai-eco2026.mlit.go.jp/
- 給湯省エネ2026事業 公式サイト https://kyutou-shoene2026.meti.go.jp/
- 断熱リフォームの匠「みらいエコ住宅2026事業の対象工事」 https://www.dannetsu-takumi.com/contents/column/miraieco2026/
- イチドキリ「外壁塗装と補助金の関係」 https://ichidokiri.co.jp/column/exterior-wall-painting-subsidy/
- リフォーム補助金ナビ「外壁塗装の補助金ガイド」 https://reform-hojo.jp/guide/hojyokin-gaiheki-tosou
- 国土交通省「地方公共団体の住宅リフォーム支援制度」 https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr4_000087.html
- 住宅リフォーム推進協議会「住宅リフォーム支援制度検索サイト」 https://www.j-reform.com/reform-support/
- 品川区「住宅改善工事助成事業(エコ&バリアフリー住宅改修)」 https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kankyo/kankyo-kenchiku/kankyo-kenchiku-assen/20211221163556.html
- 宇都宮市「住宅改修事業費補助金」 https://www.city.utsunomiya.lg.jp/kurashi/machi/jutaku/1044274.html
この記事は2026年8月時点で確認できた情報にもとづいています。補助金の制度・金額は自治体・年度によって内容が変わるため、実際に申請する際は自治体の窓口や公式サイトで最新の要綱を確認してください。


