屋根塗装の費用相場はいくら?屋根材・塗料別の単価と外壁より先に傷む理由
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外壁はまだ傷んでいないのに屋根の色だけくすんできた、と検索しても外壁塗装の相場ばかり出てくる——そんな方も多いはずです。屋根は紫外線と雨風を強く受けるため劣化が早く、外壁用で耐用年数10年とされる塗料も屋根では実際に6〜8年程度しかもちません。この記事では屋根塗装単体の費用相場と見積書の見落としやすい工程、外壁塗装と同時にすべきかの判断基準を出典つきで整理します。
屋根塗装単体の総額は30坪(約100㎡)で40万〜80万円程度が目安で、屋根材と塗料の組み合わせで変わります。
- 屋根材別ではスレート20万〜30万円、瓦15万〜25万円、金属25万〜40万円が目安です
- 塗料別ではシリコン23万〜30万円、フッ素38万〜48万円、無機45万〜55万円が目安で、足場代は別途16万〜30万円程度かかります
- 今日やることは、自宅の屋根材と色あせ・コケ・サビなど気になる劣化サインをメモしておくことだけです
屋根の状態を複数社に見てもらうなら、外壁塗装が主軸ながら屋根も含めて相談できる全国の優良塗装店から外壁塗装の一括見積もりが無料で出来る【外壁塗装セレクトナビ】があります。
屋根塗装の費用相場——屋根材・塗料別の単価
屋根塗装単体の総額は、30坪(約100㎡)の住宅で40万〜80万円程度が目安です(出典: ヌリカエ、石井イノベーションサービス)。金額の中心を決めるのは屋根材と塗料の組み合わせで、まず屋根材別の単価と100㎡(約30坪相当)あたりの目安は次のとおりです(出典: ヌリカエ)。
| 屋根材 | 単価の目安 | 100㎡あたりの目安 |
|---|---|---|
| スレート | 2,000〜3,000円/㎡ | 20万〜30万円 |
| 瓦 | 1,500〜2,500円/㎡ | 15万〜25万円 |
| 金属(ガルバリウム鋼板等) | 2,500〜4,000円/㎡ | 25万〜40万円 |
金属屋根は軽量で汚れが付きにくい一方、塗料が密着しづらく、他の屋根材より塗装費用が高くなる傾向があります(出典: ヌリカエ)。
塗料別の単価と、30坪・約100㎡想定の目安は次のとおりです(出典: ヌリカエ)。
| 塗料グレード | 単価の目安 | 30坪の総額目安 |
|---|---|---|
| シリコン | 2,300円/㎡ | 23万〜30万円 |
| ラジカル | 2,400円/㎡ | 25万〜30万円 |
| フッ素 | 4,300円/㎡ | 38万〜48万円 |
| 無機 | 5,300円/㎡ | 45万〜55万円 |
ここに足場代が別途かかります。単価は700〜1,100円/㎡が目安で、30坪二階建ての総額は16万〜23万円程度です(出典: ヌリカエ)。2024年4月の法改正(本足場の使用義務化)以降は20万〜30万円程度に上昇傾向があります(出典: 外壁塗装の窓口)。見積書の足場代がこの幅から外れる場合は内訳を確認してください。
なぜ屋根は外壁より先に傷むのか——同じ塗料でも寿命が縮む理由
屋根の劣化が外壁より早いのは、紫外線と雨風を直接強く受け続けるためです。外壁用で耐用年数10年とされる塗料でも屋根では実際に6〜8年程度しかもたず、外壁のおよそ1.5倍のペースで劣化するという整理があります(出典: 街の外壁塗装やさん東東京店、施工事例からの目安)。
屋根用塗料の耐用年数の目安は次のとおりです(出典: 街の外壁塗装やさん東東京店)。
| 塗料グレード | 耐用年数の目安 |
|---|---|
| アクリル系 | 約5〜7年 |
| ウレタン系 | 約8〜10年 |
| シリコン系 | 約10〜13年 |
| フッ素系 | 約15〜20年 |
| 無機塗料 | 約20年以上 |
ちなみに外壁塗料の耐用年数はシリコン約10〜15年、フッ素約15〜20年が目安です(出典: リショップナビ)。同じ塗料名でも屋根用と外壁用で数値が異なる点は、見積書を見るときに混同しないよう注意してください。
劣化のサインは段階的に進み、軽度は色あせ、中度は塗膜の剥がれ・コケやカビ・サビ、重度はひび割れや変形です(出典: 街の外壁塗装やさん東東京店)。屋根は目視しにくく、点検がないと中度以上まで気づきにくい傾向です。
見積書で見落としやすい「縁切り・タスペーサー」——省くと雨漏りに直結する工程
スレート屋根の塗装で確認したいのが「縁切り」という工程です。スレート屋根は板同士の重なり部分に約4mmの隙間があり、雨水や湿気をここから排出しています。塗膜がこの隙間を塞ぐと雨漏りの原因になります。縁切りには手作業で切り込みを入れる方法と、バネ構造で塞がれにくいタスペーサーという部材を差し込む方法があります(出典: 街の外壁塗装やさん東東京店)。省略・不十分だと室内の湿気・カビ臭や下地の木材(野地板)の腐食に進むことがあるため、契約前に①タスペーサー使用か手作業か、②下塗り乾燥後に差し込む手順か、③1枚あたり2箇所で留める「ダブル工法」か、の3点を見積書で確認してください(出典: 同上)。
縁切り・タスペーサーはスレート屋根特有の工程で、瓦屋根や金属屋根には当てはまらない場合があります。見積もりの際は自宅の屋根材を伝え、必要な工程が明記されているか確認してください。訪問営業で不安を煽られた経験がある方は、先に「屋根が浮いてますよ」と訪問営業が来たときにその場で契約してはいけない理由を読んでから見積書を確認することをおすすめします。
外壁塗装と同時にやるべきか、屋根だけ先に直すべきか——判断の分かれ目
屋根と外壁を同時に施工すると、足場の設置を1回で済ませられるため、別々に依頼するより足場代を20万〜30万円程度削減できるという試算があります(出典: 鈴木美装)。30坪住宅で屋根・外壁を同時施工した場合の総額目安は約100万〜180万円、足場代は15万〜30万円程度で1回分に集約されるという記載もあります(出典: gaiheki-madoguchi.com)。
一方、外壁がまだ健全なら屋根に合わせて塗り替えると耐用年数を無駄にする早すぎる出費になりかねません。外壁の劣化が色あせ程度なら屋根だけ先行させ、チョーキング(白い粉状の付着物)やひび割れなど中度以上なら同時施工を検討するとよいでしょう。外壁側の劣化サインと坪数別の相場は外壁塗装の費用相場は30坪でいくら?で整理しています。
相場より極端に安い・高い見積もりに注意する
相場の下限を大きく下回る見積もりは安さの理由を確認してください。塗料・人件費・足場・縁切りのどれかを削らないと大幅に安くはならないため、塗り回数を減らす、タスペーサーを省略するといった形で品質が落ちている可能性があります。逆に上限を大きく上回る場合も屋根材・塗料名・塗り回数・縁切りの方法が明記されているか確認してください。「一式」とだけ書かれた見積もりは検証できず、判断材料は金額ではなく内訳が具体的に説明できるかどうかです。
自宅の状態を確かめる最短ルートは、屋根専用の一括見積もりで比較すること
ここまでの相場表はあくまで全国的な平均の幅で、自宅の適正価格は屋根材の種類・劣化の程度・形状で変わります。それを知る最短ルートは、同じ条件で複数社の見積もりを取り、単価と縁切りの方法まで含めて内訳を並べることです。個別に声をかける気力がなければ、無料の一括見積もりサービスでこの作業を一度に始められます。屋根塗装を希望している旨と屋根材の種類を最初に伝えると、比較しやすい見積もりが集まります。
よくある質問
屋根塗装だけの費用相場はいくらですか?
30坪(約100㎡)の戸建てで、屋根材や塗料の組み合わせにより40万〜80万円程度が目安です。屋根材別ではスレート20万〜30万円、瓦15万〜25万円、金属25万〜40万円、塗料別ではシリコン23万〜30万円、フッ素38万〜48万円、無機45万〜55万円が目安になります。ここに足場代が別途16万〜30万円程度かかります。
屋根塗装と外壁塗装は同時にやったほうがいいですか?
足場を1回にできるため、同時施工は足場代20万〜30万円程度の節約になります。外壁がまだ健全なら屋根だけ先行させる選択肢もあり、劣化が色あせのみか、チョーキングやひび割れなど中度以上かで判断してください。
縁切り・タスペーサーとは何ですか?見積書のどこで確認できますか?
スレート屋根の板同士の重なり部分にある約4mmの隙間を保ち、雨水や湿気を排出させる工程です。塗膜がこの隙間を塞ぐと雨漏りの原因になります。タスペーサー使用か手作業か、下塗り乾燥後に差し込む手順か、1枚あたり2箇所留める工法かが見積書に明記されているか契約前に確認してください。瓦屋根や金属屋根には当てはまらない場合があります。
次の一手
外壁塗装の相場ばかりが目につく中で、屋根単体の金額が分からず判断を保留していたとしても、それは材料が足りなかっただけです。屋根は自分の目で確かめにくい場所なので、迷って当然です。
今日やることは1つだけで構いません。自宅の屋根材(スレート・瓦・金属のいずれか)と、色あせ・コケ・サビ・ひび割れといった劣化サインのうちどれが当てはまるかをメモしてください。それだけで、見積もりを依頼するときに伝える情報が整います。
工事を今すぐやるかどうかは、今日決めなくて大丈夫です。ただ、「いつまでに複数社の見積もりを取るか」だけは、今日決めておきましょう。屋根の状態を複数社に見てもらうなら、外壁塗装が主軸ながら屋根も含めて相談できる全国の優良塗装店から外壁塗装の一括見積もりが無料で出来る【外壁塗装セレクトナビ】があります。![]()
屋根材別の単価や工程の言葉だけでなく、リフォーム全体の相場や業者との付き合い方まで一冊でつかんでおきたい方には、『住まいのリフォーム&リノベーションがまるごとわかる本』が参考になります。
参考資料
- ヌリカエ「屋根塗装の費用相場・屋根材別/塗料別の単価」
- 石井イノベーションサービス「屋根塗装単体の費用目安」
- ヌリカエ「足場代の相場」
- 外壁塗装の窓口「屋根・外壁の足場代と同時施工の総額目安」
- 外壁塗装の窓口「本足場の使用義務化と足場代」
- 街の外壁塗装やさん東東京店「屋根塗装の耐用年数と劣化サイン」
- 街の外壁塗装やさん東東京店「縁切り・タスペーサーの役割と施工方法」
- リショップナビ「外壁塗料の耐用年数の目安」
- 鈴木美装「外壁・屋根同時施工の足場代削減」
この記事は2026年7月時点で確認できた情報にもとづいています。費用相場は媒体・施工条件によって幅があり、実際の金額は複数社の見積もりで確認してください。


